給湯器のお手入れとメンテナンスのポイント

給湯器のフィルターは定期的な清掃が必要です。汚れは給湯器の不具合や故障の原因となります。まずは点火スイッチを切り、電源をOFFにしましょう。次に配管からフィルターを取り出し、水洗いをします。強い水圧で洗浄するとフィルターが壊れる可能性があるので、適度の水圧で汚れを洗い流しましょう。その後、フィルターを水で洗い流し、乾いた布で拭いてから再度組み立てましょう。清掃は1か月に1度程度行うと良いでしょう。また、フィルターの清掃が難しい場合は業者に依頼することも可能です。しっかりとメンテナンスを行い、快適なお湯を利用しましょう。

給湯器には、水垢が付着しやすい部分があります。水垢が付着すると給湯器の効率が落ち、故障の原因にもなるため、水垢取りが必要です。 まず、給湯器の電源を切り、給水側のバルブを閉めます。次に、水垢取り剤を溶かした水を給湯器に入れ、約30分間放置します。水垢取り剤には、塩酸やクエン酸などの酸性成分が含まれているため、必ず手袋を着用して作業してください。 30分後、水垢取り剤を排水します。排水中に、水垢が落ちてくることがあります。その後、2～3度に分けて、清水で流水しながら給湯器を洗い流します。 水垢取りの頻度は、給湯器の種類や使用状況によって異なりますが、一般的には1年に1回程度が目安とされています。水垢取りを怠ると、水垢が堆積して給湯器が故障したり、修理費用がかさんだりする可能性があります。定期的な水垢取りを行い、給湯器の適正な点検とメンテナンスを行いましょう。

給湯器は、“いつでも温かいお湯が使える”という快適な生活を支える大切な設備ですが、時にトラブルが発生することもあります。トラブルが生じた場合、まずは取扱説明書を読み、確認することが大切です。説明書には、トラブルの原因や対処法が記載されています。もし解決できない場合は、メーカーまたは販売店に連絡し、専門の技術者に見てもらうことをおすすめします。給湯器は素人が自分で修理するのは難しく、危険も伴います。正しい対処法を知り、トラブルに適切に対処しましょう。また、トラブルを未然に防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。給湯器を長く快適に使うためにも、正しい使い方とメンテナンスを心がけましょう。